複数の消費者金融に同時申込みすると…
消費者金融を利用するにしても、審査に通らなければ融資を受けることはできません。
そこで、中には複数の消費者金融に同時に申込みをすれば、どこか1社くらいは通るのではと考える人もいますよね。
確かに、複数の消費者金融への同時申込みはできますが、実はその行為自体が審査で落とされる原因になりかねないので注意が必要なんですよ。
申込み後審査を受けるとき、消費者金融は信用情報機関で申込者の信用情報を確認します。
信用情報機関の情報では、申込者の金融事故や借入れ状況、審査申込み状況などが確認できます。
融資の情報は、金融機関が1日分をまとめて信用情報機関へ報告するため、翌日以降の情報に反映されます。
しかし、審査申込みの情報はリアルタイムで信用情報機関に伝わる仕組みになっています。
つまり、申込みを受けた消費者金融の担当者が、信用情報を確認したときに、同じ日に何件も申込みをしていることがわかるんです。
2010年に法改正された貸金業法の総量規制では、年収の1/3を超えて貸付を行うと、貸付けた金融機関が法によって罰せられます。
複数件の申込みがされている場合には、消費者金融側も貸付合計額が年収の1/3を超えてしまう可能性があるため、慎重になることがわかりますよね。
また、複数件の申込みは余程お金に困っており、返済能力が低いのではないかと判断される場合もあります。
現在では、1ヶ月に3社以上の申込みを行うと「申込みブラック」になると言われています。
申込みブラックはその後6ヶ月程は審査が通らなくなるので、本当に必要なときに利用できるように、安易に複数の申込むのはやめておいたほうがいいでしょう。